みなさんこんばんはー。
【発売記念週末】に向けてテーロスのカードを調達したいところですが、なかなかうまくいきませんね(´ω`;)
さて今日は【死者の神、エレボス/Erebos, God of the Dead】についての考察です。
なんだか各所で評価が真っ二つなカードですが、私なりに強いところ、弱いところを再考してみようと思います(`・ω・´)
ちょっと長くて読みにくい記事になっちゃったので畳んでおきます。興味のある方はつづきからどうぞ~(´∀`;)
まず置き物としての側面から考えてみましょう。
【地下世界の人脈/Underworld Connections】のようにライフを失ってドローする置物として使えるわけですが、【人脈】に比べるとライフもマナも2倍かかるというのが大きなデメリットとなってしまっています。
反面、【破壊不能】を持っている為に置物としての安定感は増しています。最近【燃え立つ大地/Burning Earth】や【原始の報奨/Primeval Bounty】への対策として積まれたエンチャント対策の 煽りを受けて【地下世界の人脈】が壊される場面も増えてきていますから、【破壊不能】が役に立つ場面も少なくはないと思われます。
また、【地下世界の人脈】にないメリットとして1ターン中に何度も起動できるという強みがあります。ライフがゴリゴリ減っていきますけれど……。
【地下世界の人脈】はその性質から対ビートダウンでは少々使いにくいエンチャントでした。【死者の神、エレボス】それに比してもなお置けるターンが遅く、 ライフをより多く支払わなくてはいけないことを踏まえると、ビートダウン相手では【人脈】以上に使い辛い置き物となってしまっていると言えるでしょう。
逆に【ライフ・アドバンテージ】を重視せずともよいコントロール相手ならば使い易いのではないかと考えます。
次にライフ回復の禁止についての考察です。
現状のスタンダードでライフ回復をしてくる主なカードといえば、なによりも【スフィンクスの啓示/Sphinx's Revelation】ですね。
それに次いで【テューンの大天使/Archangel of Thune】、【漁る軟泥/Scavenging Ooze】、【死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman】、【鬼斬の聖騎士/Fiendslayer Paladin】、【ひるまぬ勇気/Unflinching Courage】、【戦導者のらせん/Warleader's Helix】などなど……。次環境の期待株としては【セレズニアの声、トロスターニ/Trostani, Selesnya's Voice】なんかもここに含んでもよさそうです。
【スフィンクスの啓示】相手の場合、ライフ回復自体は止められますが、ドローは止められません。まあ【スフィンクスの啓示】にとってライフ回復がオマケの効果であるように、【エレボス】にとっても回復の禁止はオマケの効果なので、その位の恩恵でも充分ですかね。
「ドロー能力目当てにサイドボードから入れたら、ついでにライフゲインも阻害してくれた」っていう程度の心づもりで良いでしょう。
また、結構な量のライフを得てくる相手として【オーラ】系のデッキが挙げられますが、そのようなデッキが相手の場合、自身のライフ・アドバンテージを重視しなければならないことが多いため、回復の阻止だけを目的に【エレボス】を投入するのは少々無理があるかもしれませんね。
4マナかかる置き物というのは【ビートダウン】相手にはやはり悠長ですし、対策にはならないでしょう。ライフを支払ってドローしている余裕もおそらく有りません。
しかし、【テューンの大天使】や【トロスターニ】などのライフ回復に重きを置いたカードが相手の場合、回復の禁止はかなりの効果を上げるでしょう。
【テューンの大天使】による全体強化を止めるのもかなり嬉しいですし、【トロスターニ】のイカれた回復量を考えるとそれを阻止できるのは重要となりそうです。
問題はそういったタイプのデッキが次の環境でどれだけ居るのか、ということですね。これについてはまだ何とも云い難いですが、多くは無いでしょう。セレズニアカラーでオーラデッキとの複合型などは出てくる可能性があるかもしれません。
あ、地味ながら有難い恩恵としては【肉貪り/Devour Flesh】で相手が回復しなくなります。自分に使って回復するのは依然可能なのでご安心。
そして最後。クリーチャー化能力についてです。
これが【エレボス】の評価を難しくしている原因ですね。どうしても信心という新メカニズムを前にすると戸惑ってしまいます。
とはいえ、そんなことばっかり言ってて評価しないようでは進まないので、こうして記事を書いているのです(`・ω・´)
さて、黒という色は色拘束が強いカードが多い色ではありますが、実際に信心を稼ごうとすると結構難しいものです。
2マナ帯にダブルシンボルの黒いパーマネントは【ラクドスの切り刻み教徒/Rakdos Shred-Freak】のみ、3マナトリプルシンボルでは【闇の予言/Dark Prophecy】と【夜帷の死霊/Nightveil Specter】だけですね。
うーん、【闇の予言】ってエレボスと役割が被っちゃっているんですよね。エンチャントであることは壊れにくくて良いのですが、両方を採用するのは 少々難しいかもしれません。【闇の予言】を主軸にしているデッキであっても闇の予言をあまり多くは積まないので、信心稼ぎに向いているとはちょっと言い難いかも。よほどの長期戦でたまたまクリーチャー化すればいいや、程度のノリならば一応は……? うーん。
クリーチャー化を狙うにしても、無理に信心を稼ぐことを意識しないほうが良さそうです。3~5マナ帯ダブルシンボルの強力なパーマネントを普通に展開していき、運が良ければクリーチャー化、くらいの心づもりの方が無難に思えますね。
3マナ帯では【地下世界の人脈】、【生命散らしのゾンビ/Lifebane Zombie】。4マナ帯では【冒涜の悪魔/Desecration Demon】、【闇の領域のリリアナ/Liliana of the Dark Realms】、【エレボスの鞭/Whip of Erebos】。5マナ帯では【影生まれの悪魔/Shadowborn Demon】などですかねー。
【地下世界の人脈】はこれまた役割が被っているのですが……まったく同居しないというわけでもないとは思っています。具体的に言えばより丸い【地下世界の人脈】をメインに積み、サイドボードにはより対コントロールに特化した【エレボス】を積む、といった感じですね。
【影生まれの悪魔】はその保持が大変なのでちょっと信心稼ぎには向いていないかもしれません。ですが、【エレボスの鞭】を積む場合、そのリアニメイト候補として優秀なのは良いところですね。
さて、そうやって必死にクリーチャー化できたとしても、5/7破壊不能というスペックです。決してこれが悪いとは言いませんが、【霊異種/AEtherling】に簡単にブロックされる性能である為、過信は禁物です。
さらに言えば【放逐する僧侶/Banisher Priest】や、【セレズニアの魔除け/Selesnya Charm】などで除去されるようになってしまいます。クリーチャー化は諸刃の剣ですね。
さて、そろそろ総評。
結論から言えば、メインボードから使うのは難しいカードです。対コントロールではかなりの活躍を期待出来るので、サイドボードに積まれることは充分にあり得るでしょう。
ただし【伝説の】パーマネントであり、しかも非常に壊れにくい為、積まれても1~2枚だと思われます。
既に少し触れていますが、私のお勧めの使い方は今まで対コントロールでサイドボードに投入されていた【地下世界の人脈】をこれに1枚入れ替えることですね。メイン【地下世界の人脈】1、サイドボード【エレボス】1なんて構成は実にイカしていると思います。
クリーチャー化にはあまり期待しない方が良いでしょう。信心を貯める手間に比べ、リターンがかなり少ないです。
頑張ってクリーチャー化したとしても対コントロールのフィニッシャーとしては不安があり、クリーチャーとなってしまったために除去されるような場面もあるため無理にクリーチャー化を狙う必要はないと思われます。置き物として考える方が無難です。
ってなところで終了。
うう、相も変わらず冗長で読みにくくなっちゃったなあ、もう! ごめんなさいねホント(´∀`;)
エレボスは好きなカードなだけに使われて欲しいですね! でも使われても枚数は多くないと思うので、お値段的にも良心的になりそうで嬉しい限りですヽ(*´∀`)ノ
あ、余談ですけれど、こいつを【統率者】にした【EDH】のデッキを組みたいです(`・ω・´) いつでも置けるドローエンジン、しかも壊れ辛いなんて素敵だと思いません?
それでは皆さん、また次の記事でお会いしましょう。さようなら~ノシ
【発売記念週末】に向けてテーロスのカードを調達したいところですが、なかなかうまくいきませんね(´ω`;)
さて今日は【死者の神、エレボス/Erebos, God of the Dead】についての考察です。
なんだか各所で評価が真っ二つなカードですが、私なりに強いところ、弱いところを再考してみようと思います(`・ω・´)
ちょっと長くて読みにくい記事になっちゃったので畳んでおきます。興味のある方はつづきからどうぞ~(´∀`;)
まず置き物としての側面から考えてみましょう。
【地下世界の人脈/Underworld Connections】のようにライフを失ってドローする置物として使えるわけですが、【人脈】に比べるとライフもマナも2倍かかるというのが大きなデメリットとなってしまっています。
反面、【破壊不能】を持っている為に置物としての安定感は増しています。最近【燃え立つ大地/Burning Earth】や【原始の報奨/Primeval Bounty】への対策として積まれたエンチャント対策の 煽りを受けて【地下世界の人脈】が壊される場面も増えてきていますから、【破壊不能】が役に立つ場面も少なくはないと思われます。
また、【地下世界の人脈】にないメリットとして1ターン中に何度も起動できるという強みがあります。ライフがゴリゴリ減っていきますけれど……。
【地下世界の人脈】はその性質から対ビートダウンでは少々使いにくいエンチャントでした。【死者の神、エレボス】それに比してもなお置けるターンが遅く、 ライフをより多く支払わなくてはいけないことを踏まえると、ビートダウン相手では【人脈】以上に使い辛い置き物となってしまっていると言えるでしょう。
逆に【ライフ・アドバンテージ】を重視せずともよいコントロール相手ならば使い易いのではないかと考えます。
次にライフ回復の禁止についての考察です。
現状のスタンダードでライフ回復をしてくる主なカードといえば、なによりも【スフィンクスの啓示/Sphinx's Revelation】ですね。
それに次いで【テューンの大天使/Archangel of Thune】、【漁る軟泥/Scavenging Ooze】、【死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman】、【鬼斬の聖騎士/Fiendslayer Paladin】、【ひるまぬ勇気/Unflinching Courage】、【戦導者のらせん/Warleader's Helix】などなど……。次環境の期待株としては【セレズニアの声、トロスターニ/Trostani, Selesnya's Voice】なんかもここに含んでもよさそうです。
【スフィンクスの啓示】相手の場合、ライフ回復自体は止められますが、ドローは止められません。まあ【スフィンクスの啓示】にとってライフ回復がオマケの効果であるように、【エレボス】にとっても回復の禁止はオマケの効果なので、その位の恩恵でも充分ですかね。
「ドロー能力目当てにサイドボードから入れたら、ついでにライフゲインも阻害してくれた」っていう程度の心づもりで良いでしょう。
また、結構な量のライフを得てくる相手として【オーラ】系のデッキが挙げられますが、そのようなデッキが相手の場合、自身のライフ・アドバンテージを重視しなければならないことが多いため、回復の阻止だけを目的に【エレボス】を投入するのは少々無理があるかもしれませんね。
4マナかかる置き物というのは【ビートダウン】相手にはやはり悠長ですし、対策にはならないでしょう。ライフを支払ってドローしている余裕もおそらく有りません。
しかし、【テューンの大天使】や【トロスターニ】などのライフ回復に重きを置いたカードが相手の場合、回復の禁止はかなりの効果を上げるでしょう。
【テューンの大天使】による全体強化を止めるのもかなり嬉しいですし、【トロスターニ】のイカれた回復量を考えるとそれを阻止できるのは重要となりそうです。
問題はそういったタイプのデッキが次の環境でどれだけ居るのか、ということですね。これについてはまだ何とも云い難いですが、多くは無いでしょう。セレズニアカラーでオーラデッキとの複合型などは出てくる可能性があるかもしれません。
あ、地味ながら有難い恩恵としては【肉貪り/Devour Flesh】で相手が回復しなくなります。自分に使って回復するのは依然可能なのでご安心。
そして最後。クリーチャー化能力についてです。
これが【エレボス】の評価を難しくしている原因ですね。どうしても信心という新メカニズムを前にすると戸惑ってしまいます。
とはいえ、そんなことばっかり言ってて評価しないようでは進まないので、こうして記事を書いているのです(`・ω・´)
さて、黒という色は色拘束が強いカードが多い色ではありますが、実際に信心を稼ごうとすると結構難しいものです。
2マナ帯にダブルシンボルの黒いパーマネントは【ラクドスの切り刻み教徒/Rakdos Shred-Freak】のみ、3マナトリプルシンボルでは【闇の予言/Dark Prophecy】と【夜帷の死霊/Nightveil Specter】だけですね。
うーん、【闇の予言】ってエレボスと役割が被っちゃっているんですよね。エンチャントであることは壊れにくくて良いのですが、両方を採用するのは 少々難しいかもしれません。【闇の予言】を主軸にしているデッキであっても闇の予言をあまり多くは積まないので、信心稼ぎに向いているとはちょっと言い難いかも。よほどの長期戦でたまたまクリーチャー化すればいいや、程度のノリならば一応は……? うーん。
クリーチャー化を狙うにしても、無理に信心を稼ぐことを意識しないほうが良さそうです。3~5マナ帯ダブルシンボルの強力なパーマネントを普通に展開していき、運が良ければクリーチャー化、くらいの心づもりの方が無難に思えますね。
3マナ帯では【地下世界の人脈】、【生命散らしのゾンビ/Lifebane Zombie】。4マナ帯では【冒涜の悪魔/Desecration Demon】、【闇の領域のリリアナ/Liliana of the Dark Realms】、【エレボスの鞭/Whip of Erebos】。5マナ帯では【影生まれの悪魔/Shadowborn Demon】などですかねー。
【地下世界の人脈】はこれまた役割が被っているのですが……まったく同居しないというわけでもないとは思っています。具体的に言えばより丸い【地下世界の人脈】をメインに積み、サイドボードにはより対コントロールに特化した【エレボス】を積む、といった感じですね。
【影生まれの悪魔】はその保持が大変なのでちょっと信心稼ぎには向いていないかもしれません。ですが、【エレボスの鞭】を積む場合、そのリアニメイト候補として優秀なのは良いところですね。
さて、そうやって必死にクリーチャー化できたとしても、5/7破壊不能というスペックです。決してこれが悪いとは言いませんが、【霊異種/AEtherling】に簡単にブロックされる性能である為、過信は禁物です。
さらに言えば【放逐する僧侶/Banisher Priest】や、【セレズニアの魔除け/Selesnya Charm】などで除去されるようになってしまいます。クリーチャー化は諸刃の剣ですね。
さて、そろそろ総評。
結論から言えば、メインボードから使うのは難しいカードです。対コントロールではかなりの活躍を期待出来るので、サイドボードに積まれることは充分にあり得るでしょう。
ただし【伝説の】パーマネントであり、しかも非常に壊れにくい為、積まれても1~2枚だと思われます。
既に少し触れていますが、私のお勧めの使い方は今まで対コントロールでサイドボードに投入されていた【地下世界の人脈】をこれに1枚入れ替えることですね。メイン【地下世界の人脈】1、サイドボード【エレボス】1なんて構成は実にイカしていると思います。
クリーチャー化にはあまり期待しない方が良いでしょう。信心を貯める手間に比べ、リターンがかなり少ないです。
頑張ってクリーチャー化したとしても対コントロールのフィニッシャーとしては不安があり、クリーチャーとなってしまったために除去されるような場面もあるため無理にクリーチャー化を狙う必要はないと思われます。置き物として考える方が無難です。
ってなところで終了。
うう、相も変わらず冗長で読みにくくなっちゃったなあ、もう! ごめんなさいねホント(´∀`;)
エレボスは好きなカードなだけに使われて欲しいですね! でも使われても枚数は多くないと思うので、お値段的にも良心的になりそうで嬉しい限りですヽ(*´∀`)ノ
あ、余談ですけれど、こいつを【統率者】にした【EDH】のデッキを組みたいです(`・ω・´) いつでも置けるドローエンジン、しかも壊れ辛いなんて素敵だと思いません?
それでは皆さん、また次の記事でお会いしましょう。さようなら~ノシ
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ライフゲインの得意なオルゾフに差して、ドローエンジンにしたりなんて出来ないかなあ
慈善獣ともシナジー形成してるし