はい、というわけで予告通り【倒れた者からの力/Strength from the Fallen】を使ったデッキのレシピを公開(`・ω・´)!
 とは言ってもなんの変哲もない黒緑のドレッジデッキですけどね。
 まあともかくレシピどうぞ。

【黒緑ドレッジ】~己の屍を越えてゆけ~
土地 - 20
7【森/Forest】
6【沼/Swamp】
3【マナの合流点/Mana Confluence】
4【草むした墓/Overgrown Tomb】


クリーチャー - 26
4【エルフの神秘家/Elvish Mystic】
4【サテュロスの道探し/Satyr Wayfinder】
4【ロッテスのトロール/Lotleth Troll】
4【責め苦の伝令/Herald of Torment】
4【夜の咆哮獣/Nighthowler】
2【ゴルガリの死者の王、ジャラド/Jarad, Golgari Lich Lord】
4【定命の者の宿敵/Nemesis of Mortals】


その他 - 14
4【神々との融和/Commune with the Gods】
4【忌まわしい回収/Grisly Salvage】
4【倒れた者からの力/Strength from the Fallen】
2【エレボスの鞭/Whip of Erebos】


 サイドボードは相変わらず省略。環境を見つつ調整で。
 動き方の基本は今までの【ドレッジ】とそう変わりませんね。墓地肥やしたりマナ加速したりしながら【定命の者の宿敵/Nemesis of Mortals】【ゴルガリの死者の王、ジャラド/Jarad, Golgari Lich Lord】でゴリ押す感じです。
 なので今回は動き方よりも、個々のカードについての考察をメインに据えたいと思います。
 採用していないカードについても考察していますので、何かの参考にして頂ければ幸いです(`・ω・´)

 つづきはつづきから。


vcdz55v0ue_jp【ロッテスのトロール/Lotleth Troll】

 今までもドレッジにとって重要なパーツでしたが、【倒れた者からの力】の登場によって一層その価値が高まりました。
  今まで【夜の咆哮獣】の【授与】先としてかなり強力だったわけですが、【倒れた者からの力】の強化先としても期待出来るようになり、一層アタッカーとして 重要になったと言えます。
 相変わらず手札のクリーチャー・カードを捨てて修整値のアップもできるわけですし、是非積みたいカードですね(`・ω・´)


4wa5sNp5ybp_JP_LR【夜の咆哮獣/Nighthowler】

 これまた黒緑系のドレッジにとって必須だったクリーチャー。【授与】も軽く、相変わらず使い易いです。
 【クリーチャー・エンチャント】ということで、【倒れた者からの力】の【星座】を誘発させることが出来、強化されたと言えます。ただし、【倒れた者からの力】も【夜の咆哮獣】(授与)も基本的には同じパワー強化の役割なので、回避能力持ちが居ないと【チャンプブロック】で終わってしまうのは注意。


Ai83Ucc9o8_JP【責め苦の伝令/Herald of Torment】

 今回私の中で最も株が上がったカード。
 【倒れた者からの力】の【星座】を誘発させることが出来る上、こいつ自身が回避能力持ちのクリーチャーなので、強化先としても期待できます。
 また、【倒れた者からの力】が出ているときに【授与】で唱えることで、ただの1/1だった【サテュロスの道探し】が10/10以上になった上に飛行を持って殴ってくるなんていうのもよくある話。相手の絶望する顔が気持ちいい……ヽ(゜∀゜*)ノ


028c74f8【加護のサテュロス/Boon Satyr】

 【瞬速】持ちなのが嬉しい【クリーチャー・エンチャント】。
 【倒れた者からの力】はその性質上【ソーサリー・タイミング】の強化になってしまいがちですが、こいつのような【瞬速】持ちの【エンチャント】と組み合わせることで、ブロック時に利用できたり攻撃が通ったクリーチャーを強化したりといった柔軟な対応が可能になります。
 ちなみに、戦場にでたこいつ自身を対象にとって強化することも可能なので、ブロッカーとしてかなり頼りになります。黒緑で組む場合には枚数の問題から中々投入し辛いかもしれませんが、緑単で組む場合などは無理なく採用できると思います。


uFKhXtKWMa_JP【ニクスの織り手/Nyx Weaver】

 新カード。3マナ帯はちょっと渋滞しているものの、墓地肥やし能力に加えて、墓地回収能力も持っているという有能さは買いです(`・ω・´)
 今回のレシピではこれまた不採用ですが、入れたり抜いたりしながら調整している枠ですね。
 あ、【疾病の神殿/Temple of Malady】……というか、占術全般とはちょっと相性悪いです。折角ライブラリーの一番上を弄ってもアップキープ時に墓地に置かれてしまいますからね。


VSGCafGR68_JP【苦悶の神、ファリカ/Pharika, God of Affliction】

 期待の黒緑の神。能力も【ドレッジ】向き。しかも【エンチャント】であり、【星座】の誘発にも使え、能力で出てくるトークンも【クリーチャー・エンチャント】なので能動的に【星座】を誘発させることも可能! 素晴らしいカード……なのですが。
 今回は不採用。理由は二点。「顕現し辛いから」「3マナ帯が渋滞過ぎる」の2つです。
 後者はまあ言うまでもないとして、前者は【ドレッジ】の性質上の問題ですね。
 ドレッジでは戦場に出て役目を終えた【サテュロスの道探し】やマナが余った場合の【エルフの神秘家】などを積極的に死亡させることで墓地のクリーチャーを増やすことも多いです。ですが、その戦略と信心を貯める戦略は噛み合わないんですよね……(´・ω・`;)
 とはいえ、是非使ってみたいカードではあるので、活かせるプレイングや構築を模索していきたいところ。良い方法ないかなー(・ω・*)


Vw0G6UVDAj_JP【開花の幻霊/Eidolon of Blossoms】

 よりガッツリ【星座】シナジーを利用するなら必須の一枚。こいつ単体でも【キャントリップ】相当なので悪くない性能ですね。
 【ドレッジ】とは少し離れた話になってしまいますが、是非【マナの花/Mana Bloom】あたりと組み合わせたいカードですね。毎ターン【星座】を誘発させられるのは魅力的なシナジーだと思います。


o4d0i5bjnc_jp【ゴルガリの死者の王、ジャラド/Jarad, Golgari Lich Lord】

 これまた基本的には相変わらず対コントロール戦で強い王様。単純に高【P/T】を活かしたアタッカーとして運用しても良いですし、投げ役として運用しても強力です。
 今回【倒れた者からの力】の参入でクリーチャーが一時的に高【P/T】になる場合が増えたので、投げる能力の重要性がかなり増しています。


jSgo0vRkadO_JP_LR72z7daok0k_jpC036A7v8b4_JP
【神々との融和/Commune with the Gods】【忌まわしい回収/Grisly Salvage】【クルフィックスの洞察力/Kruphix's Insight】

 墓地肥やし呪文達。
 【星座】によるエンチャントシナジーを利用することから、【神々との融和】の重要性が向上しました。今までは【忌まわしい回収】と【神々の融和】を比べると、どうしても【忌まわしい回収】を優先採用する場合が多かったですが、これからは【神々との融和】を優先しても良いかもしれませんね。


xNQzZUPSlCc_jp_LR【エレボスの鞭/Whip of Erebos】

 単純に【ドレッジ】系のデッキとの相性が良いのもそうですが、【エンチャント】なので【星座】の誘発もできるのでちょっと強化されました。
 【クリーチャー・エンチャント】を【リアニメイト】することでも【星座】を誘発させられるので、全体的に使い勝手が良くなりましたね。


 ちなみにテストプレイ中、友人の【無慈悲な追い立て/Merciless Eviction】に「エンチャント追放で」って宣言されて何回か負けたよ! チクショウヽ(*´∀`)ノ!

 とまあこんな感じで今回は終了。ふいー。

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