みなさんこんばんはー。
やっとこさ【SCGオープン】の結果が出ましたよ!
【ランキングとレシピはこちら】
上位のデッキを見ると、赤系アグロと白青系コントロールがにらみ合っている感じですね。
どちらも【ラヴニカへの回帰ブロック構築】で活躍したアーキタイプだけに元々のパーツが豊富なのが特徴です。
優勝したのは【モーギスの狂信者/Fanatic of Mogis】を使用した赤単アグロ!
使われると予想していたカードだけに、実際使われて「やはり」という感じですね。旧スタンダードの【地獄乗り/Hellrider】と違って単体での仕事がかなり貧弱なのが玉に瑕ですが、場に出たときの仕事だけで言えば勝るとも劣りません。
赤単はお財布に優しいデッキでありながら、構築でしっかり結果を残せるレベルで強力なのが嬉しいですね。
また、8位にも赤単が入っていますね。その赤単は【モーギスの狂信者】は採用されず、最も重い呪文ですら3マナの【チャンドラのフェニックス/Chandra's Phoenix】という恐ろしい速攻デッキです。
そちらの場合はフィニッシャーらしいフィニッシャーが居ない分、それに頼らない早さを実現できています。ただし押し込みが少々弱いので注意。
今後の赤単でどちらが主流になってくるかは【ボロスの反攻者/Boros Reckoner】の価値に左右されるかもしれませんね。
【ボロスの反攻者】は殴り合いや火力に強いものの、後者(8位)のようなとにかく低マナ・速攻に寄せた赤単ではメインデッキに採用し辛いんですよね。
というのも、単に速攻性だけを重視した場合、3マナパワー3速攻無しの【反攻者】は少々防御的なクリーチャーと言わざるを得ないからです。
その点、前者(1位)の4マナ帯まで伸ばす前提の赤単では4マナの【モーギスの狂信者】へのつなぎと信心稼ぎの両方をこなせるのでメインから積極的に採用出来ます。
この差がこれからの環境でどう出るかが重要なポイントだと思います。【ボロスの反攻者】が刺さる相手が多いかどうかで今後の赤単界の主流が決まってくるのではないでしょうか。
さて、今回の赤系の対抗馬だった白青系コントロール。こちらも「やはり」といった感じですね。
ラヴニカへの回帰ブロックには【至高の評決/Supreme Verdict】、【スフィンクスの啓示/Sphinx's Revelation】、【アゾリウスの魔除け/Azorius Charm】などの【アゾリウス】の強力なパーツがありますし、デッキの根幹を維持したままローテーションを迎えたので弱いはずが無いんですよね(´ω`;)
単色にも【思考を築く者、ジェイス/Jace, Architect of Thought】や【霊異種/AEtherling】などがありますし、白青が活躍したのはある種当然の帰結なのかもしれません。
テーロスからの新カードでは【太陽の勇者、エルズペス/Elspeth, Sun's Champion】がメインデッキから採用されていますね。
6マナと重めなプレインズウォーカーではありますが、やはりその能力の制圧力は非常に高いです。
今回のSCGオープンでも、-3能力を抑止力にしつつ、+1能力で場を制圧していく姿をよく見ることになりました。
今回のプレインズウォーカー3体の中ではその重さのためか強さに疑問を持たれ易かった彼女ですが、充分構築で通用するカードだと言うことを世に知らしめた形となりましたね。
また、白青系の中でも特に多く見られたのが【エスパーコントロール】ですね。トップ8には3デッキも入賞しています。黒を投入することで【英雄の破滅/Hero's Downfall】のような除去や、【思考囲い/Thoughtseize】のようなハンデス、それに新たなプレインズウォーカー【悪夢の織り手、アショク/Ashiok, Nightmare Weaver】、なんかを積めるようになる利点があるわけなのですが……。
アグロデッキを警戒してか、その3デッキとも【思考囲い】はあくまでサイドボードのみの採用。実際今回赤単が優勝していることを考えると、この構築は大正解だったと言えるでしょう。
【思考囲い】は昔のスタンダードや下の環境でも活躍していることもあって、ついつい「メインから積める強いカードだ!」と思ってしまいがちですが、こと現スタンダードにおいてはそう単純にはいかないようです。
今回のこの状況を見ると、公式の記事【『テーロス』のデベロップ】を思いだします。
「通常、新セットにどんな呪文が入っていようと、あるいはデッキにどんな呪文が入っていようと、それを取り除くことができる《思考囲い》はスタンダードでは強すぎると思っています。《思考囲い》はゲームを正常な状態よりも縮小とカード・アドバンテージの方向に向かわせます。しかし、時折存在するのなら問題ない場合もあると思いますし、今回はその時折にあたります。」
などと記事内で言われていたのを見て、内心「えー、それでもスタンダードでは強すぎるんじゃないのー(´・ω・`)?」などと思っていたのですが、蓋を開けてみればいやはやなんとも。クリーチャーが強い昨今の環境では、思っていた以上に思考囲いの2点ロスというのは重視されるべきポイントとなっているようでした。
MTGってこれだから面白い……!
といったところで雑感終わり。
よし……今回の結果を受けてまたカードリストを見直してくるぞ(`・ω・´)!
それでは、皆さんまた次の記事でお会いしましょう。さようなら~ヽ(*´∀`)ノシ
やっとこさ【SCGオープン】の結果が出ましたよ!
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上位のデッキを見ると、赤系アグロと白青系コントロールがにらみ合っている感じですね。
どちらも【ラヴニカへの回帰ブロック構築】で活躍したアーキタイプだけに元々のパーツが豊富なのが特徴です。
優勝したのは【モーギスの狂信者/Fanatic of Mogis】を使用した赤単アグロ!
使われると予想していたカードだけに、実際使われて「やはり」という感じですね。旧スタンダードの【地獄乗り/Hellrider】と違って単体での仕事がかなり貧弱なのが玉に瑕ですが、場に出たときの仕事だけで言えば勝るとも劣りません。
赤単はお財布に優しいデッキでありながら、構築でしっかり結果を残せるレベルで強力なのが嬉しいですね。
また、8位にも赤単が入っていますね。その赤単は【モーギスの狂信者】は採用されず、最も重い呪文ですら3マナの【チャンドラのフェニックス/Chandra's Phoenix】という恐ろしい速攻デッキです。
そちらの場合はフィニッシャーらしいフィニッシャーが居ない分、それに頼らない早さを実現できています。ただし押し込みが少々弱いので注意。
今後の赤単でどちらが主流になってくるかは【ボロスの反攻者/Boros Reckoner】の価値に左右されるかもしれませんね。
【ボロスの反攻者】は殴り合いや火力に強いものの、後者(8位)のようなとにかく低マナ・速攻に寄せた赤単ではメインデッキに採用し辛いんですよね。
というのも、単に速攻性だけを重視した場合、3マナパワー3速攻無しの【反攻者】は少々防御的なクリーチャーと言わざるを得ないからです。
その点、前者(1位)の4マナ帯まで伸ばす前提の赤単では4マナの【モーギスの狂信者】へのつなぎと信心稼ぎの両方をこなせるのでメインから積極的に採用出来ます。
この差がこれからの環境でどう出るかが重要なポイントだと思います。【ボロスの反攻者】が刺さる相手が多いかどうかで今後の赤単界の主流が決まってくるのではないでしょうか。
さて、今回の赤系の対抗馬だった白青系コントロール。こちらも「やはり」といった感じですね。
ラヴニカへの回帰ブロックには【至高の評決/Supreme Verdict】、【スフィンクスの啓示/Sphinx's Revelation】、【アゾリウスの魔除け/Azorius Charm】などの【アゾリウス】の強力なパーツがありますし、デッキの根幹を維持したままローテーションを迎えたので弱いはずが無いんですよね(´ω`;)
単色にも【思考を築く者、ジェイス/Jace, Architect of Thought】や【霊異種/AEtherling】などがありますし、白青が活躍したのはある種当然の帰結なのかもしれません。
テーロスからの新カードでは【太陽の勇者、エルズペス/Elspeth, Sun's Champion】がメインデッキから採用されていますね。
6マナと重めなプレインズウォーカーではありますが、やはりその能力の制圧力は非常に高いです。
今回のSCGオープンでも、-3能力を抑止力にしつつ、+1能力で場を制圧していく姿をよく見ることになりました。
今回のプレインズウォーカー3体の中ではその重さのためか強さに疑問を持たれ易かった彼女ですが、充分構築で通用するカードだと言うことを世に知らしめた形となりましたね。
また、白青系の中でも特に多く見られたのが【エスパーコントロール】ですね。トップ8には3デッキも入賞しています。黒を投入することで【英雄の破滅/Hero's Downfall】のような除去や、【思考囲い/Thoughtseize】のようなハンデス、それに新たなプレインズウォーカー【悪夢の織り手、アショク/Ashiok, Nightmare Weaver】、なんかを積めるようになる利点があるわけなのですが……。
アグロデッキを警戒してか、その3デッキとも【思考囲い】はあくまでサイドボードのみの採用。実際今回赤単が優勝していることを考えると、この構築は大正解だったと言えるでしょう。
【思考囲い】は昔のスタンダードや下の環境でも活躍していることもあって、ついつい「メインから積める強いカードだ!」と思ってしまいがちですが、こと現スタンダードにおいてはそう単純にはいかないようです。
今回のこの状況を見ると、公式の記事【『テーロス』のデベロップ】を思いだします。
「通常、新セットにどんな呪文が入っていようと、あるいはデッキにどんな呪文が入っていようと、それを取り除くことができる《思考囲い》はスタンダードでは強すぎると思っています。《思考囲い》はゲームを正常な状態よりも縮小とカード・アドバンテージの方向に向かわせます。しかし、時折存在するのなら問題ない場合もあると思いますし、今回はその時折にあたります。」
などと記事内で言われていたのを見て、内心「えー、それでもスタンダードでは強すぎるんじゃないのー(´・ω・`)?」などと思っていたのですが、蓋を開けてみればいやはやなんとも。クリーチャーが強い昨今の環境では、思っていた以上に思考囲いの2点ロスというのは重視されるべきポイントとなっているようでした。
MTGってこれだから面白い……!
といったところで雑感終わり。
よし……今回の結果を受けてまたカードリストを見直してくるぞ(`・ω・´)!
それでは、皆さんまた次の記事でお会いしましょう。さようなら~ヽ(*´∀`)ノシ
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