はい皆さんこんばんはー。
 今日は昨日の【ジャンド・ミッドレンジ】を受けて、【霧裂きのハイドラ/Mistcutter Hydra】【空殴り/Skylasher】について考えてみたいと思います。

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 【昨日紹介したレシピ】では、サイドボードに【霧裂きのハイドラ】が2枚投入されていましたね。
 緑絡みのデッキでは【青単信心】や打ち消しを積んだコントロールの対策として、大分見慣れてきたクリーチャーですね。
 【打ち消されない】【速攻】【プロテクション(青)】の三つの能力が良く噛み合っていて、青系のデッキに対する信頼度は非常に高いです。

 この【霧裂きのハイドラ】には似通った性質を持つ対抗馬が居ます。それが【ドラゴンの迷路】の【空殴り】ですね。
 【霧裂きのハイドラ】と違って【速攻】が無く、サイズが2/2で固定されているものの、【瞬速】【到達】を持っていたりして決して見劣りする性能ではありません。
 こいつらをちょっと箇条書きで比較してみようと思います。

霧裂きのハイドラ
  • 打ち消されない
  • プロテクション(青)
  • 速攻=ソーサリー除去への耐性
  • サイズが可変であり、フィニッシャーとしての運用が容易
空殴り
  • 打ち消されない
  • プロテクション(青)
  • 瞬速=ソーサリー除去への耐性
  • 到達
  • サイズが2/2なのでフィニッシャーとしては少々不足
 【霧裂きのハイドラ】の【速攻】と、【空殴り】の【瞬速】はほぼ同じ役割ですね。強いて言うならば、相手の攻撃に対応して戦場に出せる分【瞬速】の方が戦闘でアドバンテージを取り易いです。
 重要なのは赤で書いた部分ですね。ここがこいつらの大きな差と言えます。
 対コントロールではフィニッシャーを任せられる分【霧裂きのハイドラ】の方が良い場面も多そうですが、対青単信心では【審判官の使い魔/Judge's Familiar】【雲ヒレの猛禽/Cloudfin Raptor】【夜帷の死霊/Nightveil Specter】などをブロック出来る【空殴り】が活躍できる場面も多そうです。

 こうして考えると、どちらも一長一短で選択の余地がありそうなのに、何故【霧裂きのハイドラ】ばかりが使われるのかと言うと、サイドボードに割ける枚数の問題だと思われます。

 【空殴り】は序盤に出してこそ活きるクリーチャーですので、出来るだけ多くの枚数を投入したいカードだと言えます。ですがサイドボードに割ける枚数というのは限られていますので、後半に引いても腐りにくく、投入枚数が少なくても問題のない【霧裂きのハイドラ】が採用されているのではないでしょうか。

 では【空殴り】には活躍の機会が無いのかといえば、そんなことはないと思います。
 サイドボードの構成に余裕があり、序盤の攻防を重視したいアグロデッキでは【空殴り】が優先されてもおかしくありません。
 また、昨日紹介した【SCGオープン・プロビデンス】ではTOP8の半分が【青単信心】でしたし、これからは【空殴り】のメイン採用も視野に入ってくるかもしれません。
 この環境のメタの推移に注目していけば、私のストレージに眠っている【空殴り】が活躍する日も来るかもしれませんね(`・ω・´)

 といったところで今回は終了。
 【青単信心】にあまり勝てていないので色々考えているのですが、特効薬と呼べるものはなかなか無いですね……。まあ有ったら有ったで【青単信心】が可哀想なのですが(´∀`;)
 それでは皆さん、また次の記事でお会いしましょう、さようなら~(`・ω・´)ノシ

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